VOCALOID5 を買いました。macOS に対応するようになって、AudioUnit 形式のプラグインだけでなくスタンドアローンでも起動するというのだから、ポチらない理由がなかった……。Piapro Studio スタンドアローン版より先に公式が動いてくれたかんじです。
VOCALOID5商品一覧 | VOCALOID ( ボーカロイド・ボカロ ) 公式サイト
VST/AU対応したVOCALOID5を購入できるのはVOCALOID公式サイトだけ。 VOCALOID5の商品詳細情報をご覧いただけます。
VOCALOID4 と何が変わったのか? 詳しいことは公式 HP を参照してもらうとして、今回は VOCALOID5 で困ったことを工夫で回避してみようと思います。
(追記:2018/7/27)実は「No Effect」が用意されていました。記事末尾に追記しました。STYLE 設定の初期化ができない?
VOCALOID4 までは各種パラメーターを調整して行なっていた声色調整を、VOCALOID5 からは「STYLE」としてプリセット選択で一括適用できるようになりました。もちろん以前のように各種パラメーターをユーザー自身で調整することもできますし、「STYLE」のプリセットを追加することもできます。全トラック中で一定値のままになるパラメーターは STYLE で設定するような使い方をするんだと思います。VOCALOID4 までだと、こういう場合は端から端まで線を引かないとダメでしたね……。
しかし、この「STYLE」設定では、どうやら適用後の初期化コマンドが無いようなのです。Command キーを押しながらのクリックで各パラメーターを初期値に戻すことはできますが、全パラメーターやエフェクトのインサート具合を解除するコマンドが無いもよう……。
デフォルト プリセットを作る
仕方がないので、全パラメーターを初期化した STYLE プリセットを作ります。
全エフェクターを外し、各パラメーターを初期化します。ついでに、「SINGING SKILL」や「VOICE COLOR」などのタイトル(?)横にある電源ボタンを押してスルー状態にしておきます。
デフォルトセットができたら、保存ボタンをクリックして保存メニューを呼びます。
「Type」と「Color」を好みで入力して保存すれば、使えるようになっているはずです。「Type」がカテゴリーで、「Color」がタグのような使い方をすればいいのかな? 全部を選択することもできるから、使い道がアヤシイ……。ちなみに、「Type」「Color」の並び順を変えることは叶わなかったです……。さらにオマケ情報で、プリセットの削除はメインの選択画面上で行なうようです。
おまけ
バージョンアップしているのだから当然かもしれないけれど、VOCALOID4 と使い勝手が違いますね。以前のようにパラメーターをグリグリしなくても、プリセットやパーツをポチポチ選ぶだけでそれなりに歌えるようになったのはラクチンで良いです。
実はあった「No Effect」
(追記:2018/7/27)「TYPE」も「COLOR」も未選択状態にするとプリセット「No Effect」が出現します。
選択状態を全て解除するのを手間に感じる場合は、プリセットを作ったほうがいいかもですね。