2016年4月17日日曜日

steinberg UR22mkⅡを購入する

オーディオインターフェースを買い替えました。買ったのはsteinbergのUR22mkⅡ。開封の儀!と張り切るもビックリするような何かが入っていたりSE315みたくギミックが仕込まれていたりはしなかったです。ふつう。

理由?

これまで使っていたRoland UA-1Gが壊れた!という訳ではないです。本体がベタベタしていたり本体に差し込んだケーブル端子類がベタベタになったりと「どうしてこうなった……」と思うくらいには傷んでいましたが。使用年数は5年くらいですかね?UA-1Gを買った当時は「安い!」「音が良くなった!」と喜んでいたような思い出があります。ただ、DTM用途としてちゃんと使い始めたのは「ボカロPになりたい!」に取り組み始めたここ最近のこと。“インターフェース”として楽器を繋いで録音するとか全くしてなかったですからね。DAWでASIOドライバーを使えるようにして、ついでに音も良くなる箱くらいの扱いでしたから。で、インターフェースとして使い始めるとポツポツと不満点が出てきたし本体が傷んでるなら買い替えてしまってもいいかな?と。


どうでした?

まずはUA-1GとUR22mkⅡで違うところを挙げてみましょうか。もっと細かいところは各社HPで確認してください。

UA-1GUR22mkⅡ
入出力1 IN/1 OUT2 IN/2 OUT
GAINノブ数12
VOLUMEノブ数12
MIXERノブ数01
最大サンプリングレート96kHz192kHz
ヘッドホン端子ステレオミニプラグ標準フォンプラグ
USB1.12.0
表面材質シリコンフルメタル
質量165g1030g

UA-1Gの入出力端子数だけをみると「2 IN/2 OUT」なんですけど、GAINノブ/VOLUMEノブが1個ずつしかないので実質「1 IN/1 OUT」状態だったんですよね。何かを録音しようと思ったら、必要ないケーブルは抜いておかないと雑音が入る。。。ヘッドホンだけと思ってたらスピーカーからも音が出ていたとか。。。「毎回、抜き差しすればいいのでは?」と思われるかもしれないけど、この手間は意外とバカにできない。面倒くさがりにとっては致命的なんです。MIXERノブが付いて入力音だけを直接聴けるようになったのも○。

サンプリングレートも問題でした。UA-1Gでサンプリングレートを変更しようと思ったら、一度PCからUSBを抜き→本体の裏に付いてるスイッチを切り替え→PCにUSBを差し直し→ドライバー設定メニューから接続テストって操作が必要でした。サンプリングレート高めで作った(サンプリングレートの違う)プロジェクトファイルを開くためには、この操作が毎回必要。。。気軽にやってみる気になれなかった。UR22mkⅡはドライバー設定メニューでサンプリングレートを選ぶだけ。ラクチン!

ヘッドホン端子もミニプラグからフォンプラグになりました。低音が強くなって、アタックもよりはっきりしたような気がします。フォンプラグのほうが良いんだろうなーと思ってたので念願(?)叶ったかんじ。

材質はシリコンからメタルに。今度はベタベタしないはず!何でベタベタになったんだろ……。熱で溶けた……?

ちなみにRolandの上位機種(DUO-CAPTUREやQUAD-CAPTURE)にしなかったのはスペックが求めているものに残念ながらマッチしなかったから。「DUO-CAPTUREとQUAD-CAPTUREの中間くらいのヤツが欲しい」と物色していたらUR22mkⅡが丁度良さそうだったんです。宅録で「4 IN/4 OUT」は持て余しちゃうよ。。。たぶん次期製品で良さげなのが発売されるんじゃないかな?買い替えは随分先のことだろうけどね。


2016年4月10日日曜日

「水野式作曲メソッド解体新書」に取り組む(9)

続いてリズム編に取り組もうと思ったら、1章の最初のほうでまとめて読んでるんでした。ただ、「リズム編なのにベースラインについて語ってる?」と思って読み飛ばしていた箇所があったので、その部分をやって終わりにします。

ウォーキングライン

4ビート調のベースと言えばウォーキングライン。作るのも簡単で次の3ステップで作れてしまう。同じコードが1小節間続く場合、

  1. 1拍目にコードのルートを置く
  2. 4拍目に次のコードに近い音を置く
  3. 2拍3拍にはコード構成音で好きな音を置く

コードが2拍で変わる場合は、手順1)2)だけをやればいい。1拍ごとに変わる場合は手順1)だけ。簡単に作れてしまうおかげでクオリティは保てるけれど、“個性”を出しにくい。

完走?

本書の最終章「第三章 作曲法一望」は小話なので、特段ここでは取り上げないことにします。「作曲時に最も影響のある要素とは何か?」など考えてみると面白いテーマが載っているので興味のある人は是非。

水野式作曲メソッドシリーズもこれにて終了です。

感想

コード?トニックとかドミナントとか順番に繋げるものでしょ?程度の理解だった自分にとってはかなり勉強になりました。音楽理論って“理論”が付く割にはテキトーなことが多いよなぁと薄々感じていたことを、「そう。テキトーなんだよ。」と著者に肯定してもらった気分。

第一章が手順を踏むだけで作曲できるイージーモードなのに対して、第二章からハードモードに移行するので万人にオススメはできないかも。「作曲やってみたいなー」と興味をもったばかりの人はもっと簡単な本を先に読んでおいたほうが良いと思います。