2015年1月25日日曜日

「水野式作曲メソッド解体新書」に取り組む(1)

「ボカロPになりたい!」が発刊される前、「水野式作曲メソッド解体新書」という面白い本を見つけて買ったものの、Ranaにかまっているうちにすっかり存在を忘れていました……

前々回で「作曲デキ~ル」に取り組んだことですし、こちらにも取り組んで作曲のイロハを学んでみます。

どんな本?

“音楽理論を必要としない作曲法を体験し、その後に作曲法のタネ明かしをすることで音楽理論を覚えよう!”という本。

感性だけで作曲はできる。でも、音楽理論の知識が無いと「自分が作ったコレは音楽と言えるのか?」と不安になる。では、音楽理論から勉強をしなくてはならないのか?それは面倒だから、作曲しながら必要なコトから覚えましょうよ。というスタンスで書かれています。

本の構成は3章立て。1章で早速『音楽理論を必要としない作曲法』で“曲らしきモノ”を作成します。タネ明かしもあります。2章と3章は理論説明が中心です。2章以降の説明を理解しようすると、「ボカロPになりたい!Vol09」から続いているコードの説明が余裕でわかるレベルの知識が必要だと思われます。当然、楽典知識を持っていることも前提です。


では、第1章から進めていきます。

『音楽理論を必要としない作曲法』は大きく3つ紹介されています。今回はそのうちの1つ『水野式黒鍵作曲法』をやってみます。手順通りに“黒鍵(♯または♭の付く音高)だけの音符を並べる作業”をすると全4パート、4小節の曲が出来上がります。

こちらはこの本を買ってすぐに作ったもの。1回繰り返してます。

こちらは今回改めて作ったもの。できることが限られてるとはいえ、ほとんど違いが無いw

この『水野式黒鍵作曲法』を使うと、ひとまず不協和音の無い曲を作ることができます。黒鍵だけを使うとペンタトニックスケール(G♭またはE♭ブルーノート)になるから、というのが理由だそう。基本的には増8度と短2度の音程関係が無ければ、“音が濁る”現象は起こらないのだとか。

次回は2つめの作曲法の前に、リズムに関する節を読んでみる予定。

2015年1月18日日曜日

「ボカロPになりたい!Vol.09」に取り組む

9号の内容はこんなかんじでした。

ボカロ歌唱スタイル
音量コントロール
作曲波形編集で伴奏作り
MMDリズムダンスモーション

[朝礼]の4コマを読んでから裏表紙のRanaを見ると、「全然嬉しくないけどっ!カニ頭巾かぶってお仕事ガンバルッ!」的な営業スマイルなんじゃないか?と思えてしまう。

あと、今号は加隈さんのボイス付録が無い。残念……


VOCALOIDでのアクセントやディケイって普通のシンセサイザーと違うのね。

通常、“ディケイを上げる”というと、音量がピークから減少していくのにかかる時間を延長するって感覚だから違和感しかない。アクセントのほうも普通のシンセサイザーだと音量がピークに達するまでの時間を調整するパラメーターだからね。どっちがどっちだか混乱しないようにちゃんと覚えよう。


今回のMMD講座はそんなに大変じゃないね。

フレーム間と拍間の関係は、式にするとこんなかんじかな?

fps × 60 ÷ BPM = フレーム間

MMDの画面左下にあって、ずーっと気になってた補間曲線に遂に触れた!でも詳細は次号だって!

巷で噂のカニ頭巾。テラテラ光ってるカニと、マットなカニの2種類がいます。個人的にはマットなカニのほうが好きなんだけど、みなさんは如何?

2015年1月8日木曜日

付録「作曲デキ~ル」に取り組む

あけましておめでとうございます!

今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m


「ボカロPになりたい!Vol.08」の付録

「作曲デキ~ル」をやってみたので記録しておきます。


まずは出来たモノをペタリ。

~歌詞~~~~~~~~~~~~~~~~~

  「Ranaにちは!」が聞こえたなら

  手を振り返し、笑ってよ(怒)

  また、明日。言うからね?

  それじゃ、また明日ね!よろしく!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



“コードからメロディーをつくると単調になりやすい”というのが一般論らしいけど、「作曲デキ~ル」の手順通りにやれば面白いメロディーが作れそうな気がする。気がしてる。

歌詞はメロディーが出来てから考えました。最後(E-F#-F#-E)が「ヨロシクー」みたいに聴こえるなーと思ったのをキッカケに、メロディーの後ろから歌詞を決めていく変則っぽいことをしてました。<また、あした>が2回もあってウザったいですねw

ミックス作業もしてみました。

コンプレッサーとイコライザーを使用。あとマキシマイザーも。イコライザーは弄りすぎた気がしないでもない。

ちなみに、まだ取り組んでないor購読してない人のために「作曲デキ~ル」について説明すると〔伴奏は完成してるから、この手順でメロディーを考えてね♪〕になります。いわゆる“サウンドからつくる”を部分体験してみようという付録です。この付録で伴奏まで作成できるようになるわけではありません(そもそも伴奏作成は作曲ではなく【編曲】の作業です)。



作業中に気付いたこと。

VOCALOID2だとノートの発音記号を[br1]とか[br2]にするとブレス(呼吸の)音を出せていたのに、VOCALOID3のライブラリではできなくなっているようなのです。

代わりに、VOCALOID3ではインストールディスクに呼吸音のWAVEファイルが収録されています。ブレス音が必要な時は、このWAVEファイルを使用するしかないっぽい。Ranaも創刊号のインストールディスクにブレス音が収録されていますね。詳細はYAMAHAのHPで確認。

今回作ったメロディーの<~笑ってよ>と<また、あした~>の間にブレス音(br03_short.wav)が挿入してあります。