2016年4月10日日曜日

「水野式作曲メソッド解体新書」に取り組む(9)

続いてリズム編に取り組もうと思ったら、1章の最初のほうでまとめて読んでるんでした。ただ、「リズム編なのにベースラインについて語ってる?」と思って読み飛ばしていた箇所があったので、その部分をやって終わりにします。

ウォーキングライン

4ビート調のベースと言えばウォーキングライン。作るのも簡単で次の3ステップで作れてしまう。同じコードが1小節間続く場合、

  1. 1拍目にコードのルートを置く
  2. 4拍目に次のコードに近い音を置く
  3. 2拍3拍にはコード構成音で好きな音を置く

コードが2拍で変わる場合は、手順1)2)だけをやればいい。1拍ごとに変わる場合は手順1)だけ。簡単に作れてしまうおかげでクオリティは保てるけれど、“個性”を出しにくい。

完走?

本書の最終章「第三章 作曲法一望」は小話なので、特段ここでは取り上げないことにします。「作曲時に最も影響のある要素とは何か?」など考えてみると面白いテーマが載っているので興味のある人は是非。

水野式作曲メソッドシリーズもこれにて終了です。

感想

コード?トニックとかドミナントとか順番に繋げるものでしょ?程度の理解だった自分にとってはかなり勉強になりました。音楽理論って“理論”が付く割にはテキトーなことが多いよなぁと薄々感じていたことを、「そう。テキトーなんだよ。」と著者に肯定してもらった気分。

第一章が手順を踏むだけで作曲できるイージーモードなのに対して、第二章からハードモードに移行するので万人にオススメはできないかも。「作曲やってみたいなー」と興味をもったばかりの人はもっと簡単な本を先に読んでおいたほうが良いと思います。